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百姓百品の便り
強力寒波の後遺症が深刻です
一月末の強い寒波、熊本市の最低気温がマイナス6度とか7度とかでしたが、うちの周りだとそれから3度くらいは低くなるのが常なので、露地の畑ではマイナス10度近い超低温だったと思います。それから、一週間以上たちますが、凍った部分の痛みが進行して、被害は大きくなっています。
キャベツは雨で残った水分が中で凍って、外から見ても分からないので切って出しました。ブロッコリーは霜よけもしていたのですが、寒波の時の台風みたいな強風で吹き飛んで、ちょうど出し頃になっていた300株以上がだめになりました。切り落として脇目が育つまで待つことにします。寒さに弱いカリフラワーはもちろん全滅でした。白菜は頭の部分が深いところまで凍ってて痛んでいるので、そこをむいていくと半分以下くらいの小ささになってしまいます。いつもは寒さではやられることのない小松菜、熊本京菜、こぶ高菜なども外葉や芯の若葉が傷んだりしんなりしてしまったりです。
ほうれん草と大根、ねぎだけはそんな中でも大丈夫です。すごいですね。
そんなわけで、しばらくセットが貧弱になりそうです。そうでなくてもこれから端境期に入っていくので心配なのですが・・・。せめて後蒔きでまだ若い熊本京菜とコブタカナが回復してくればと願っています。
ただ寒いほど冬野菜はおいしくなる感じで、何を食べてもおいしい。
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身近な多様性 というやつ
阿蘇市には21カ国の人々が580人生活しているし、来年には台湾からSTMCも進出してくるので、外国人との共生のための協議会を作ると新聞に書いてありました。。そう、多様性の共存です。
それに関連して、家庭内多様性について、ちょっと書いてみます。
<エピソード1>
夫婦間の多様性を考えたのは、司が私に「自分の好きな物ばかり作って」と言ったことに始まります。
その時「はー??」と思ったのですよ。司が痔にならないように、発酵玄米を炊いているし、司はオナラが臭いので納豆を毎日朝食につけているし、豆腐屋さんの息子なので、豆腐大好きということで、豆腐を切らさないように気をつけているし。。。
私には玄米は強すぎるし、納豆1パックは多すぎる、冷奴は嫌いだから食べないなど、ひたすら司に気を遣っているのにですよ・・・・
「人の気遣いのわからんやつだ」とプチッとキレたのでした。
そこで考えたのですが、司は苦いのが好き、だからビールも大好き。わたしは苦いのは嫌い、だからビール嫌い。司は酸っぱいのが嫌い。私は酸っぱい方がいい。だからカレーにすら酸っぱ味をつける。などなど。司と私は、全く違う味覚を持っているに違いないと気がついたのでした。
<エピソード2>
ある日、司が封筒に宛名を書いているのをチラ見したら、赤いボールペンで書いているので「赤よ、見えてる??」と教えました。そう、色弱なんです。
その時気がついたのは、司と私は見えている世界の色がとっても違っているらしいということです。百草園で働くオビロさんはナイジェリア出身。アフリカ出身の人は遠くを見る視力がすごいと言いますから、彼と私も見えている世界は違うのでしょう。
オックスフォード英語辞典によると、多様性(diversity)は、「互いに非常に異なる多くの人や物の集まり」と定義されていて、食の多様性、美しさの多様性も多様性の範疇らしいです。
ということは、司と私は食と美という点で全く異なる人と思った方がいいかも。
こうやって見ると、夫婦ですら多様性の共存は難しいそう。「ましてや外国人は・・」って言いそうになるのですが、見方を変えれば、多様性は、自分も個性を持った他と違うものとして見ることができるという視点らしいです。
そうなると、多様性で救われる個性的私もいるっていうことだよね。だったら多様性大事。だから「自分の好きな物ばかり作って」と私に文句を言った司に、この文で倍返しをしたから、許してやるかな・・・。
追伸:多様性って、好きな言葉だけど、本当はとっても難しいんだろうなって感じます。熊本市が、市民条例を変えようとしたことにも、選挙権を熊本在住の外国人に与えようとしたと勘違いして、多数の反対意見が届いたらしいです。でも、多様性の視点は自分の個性に返ってくると思えば、優しくなれるような気がして、司に託けて今回は書きました。
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鳥インフル発生 ・・・石灰の値段、心配?・・・
今年は鳥インフルエンザが大変な事になりそうです。いつもの年より早く、発生事例が出ています。家畜保健所から韓国で発生したというファックスが10月25日に入って、「いよいよ渡り鳥の季節が始まったな、先ず韓国で発生するから、いつごろ日本でるかな?」と思っていたら、11月4日までには、岡山、北海道、香川、茨木と5例目の発生のファックスが立て続けに入りました。即、農場の鶏全部が殺処分ということになりますので、合わせるとすでに183万羽が殺処分されたことになります。200万羽もすぐに超えるのではないかという勢いです。昨日は出水の鶴の死骸からも検出されたと熊日に出ていましたし、知事も警戒しているとの記事もありました。
今後は夏にも出る?
ファックスによるとヨーロッパでは夏にも発生していた事例もあり、コロナみたいにいつでも出るようになってきているのかもしれません。予防のための消毒は石灰
例年発生が近くで出て、心配になってくる時期には、県の方から消毒用石灰の配布の知らせがあるのですが、今年はそれより早く拡がりそうな勢いです。支給を待っていられないと思い、自分で農協に20袋ほど注文しました。なんでもかんでも高いから嫌だなー
肥料、飼料は輸入に頼っているケースが多いので、円安のせいですごい勢いで値上がりしていますよね。石灰はたぶん国内産でまかなっていると思いますので、そんな値上げはしてないだろうと希望的観測で思うのですが・・。いくらで来るかなあと、いつにない余計な心配までしてしまいます。※最近はウイルスがとても強いですね。抗生物質を使いすぎたツケがきていると思いま
すが。太らせるために餌に混ぜてやるなんて、絶対間違い!!!! -
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ホリエモンと有機農業の若手の旗手が遺伝子組み換えについて話していた
「農業はもっと減ってもいい 大淘汰時代の小さくて強い農業とは?」というとても刺激的なタイトルの本を出版した久松達央さんが、ホリエモンと対談をしている動画が配信されているので、見てみました。久松達央さんは、1998年に新規就農として有機農業を始めて24年、「小さくて強い農業」がキャッチフレーズの有機農業新世代で、新規就農者の旗手的な存在と私は思っています。その方針に頷けるかどうは別として。
農業人口が、団塊の世代が雪崩を打ったようにいなくなっていく10年後のことをXデーと表現するなど、農業を取り巻く現状分析では「ふむふむ」と同意することもあるのに、対談の最後の方での遺伝子組み換えに関する発言では、びっくりなんですが、それはnoteで書くので読んでください。
まず初めにXデーについて「なぜ 農業人口がどうしようもないくらい減るのか」ということへの一つの意見として、「自分も含めて人は変われないと思っている。だから経営は人が入れ替わることによってのみ時代に対応できると考えている。個人経営が多い農業はプレイヤーが変わってこなかったから、時代に対応できていない。それは農業だけではなく、個人経営の特徴なんだけど、所有と経営が分離されていないんだよね。そこを分離して次の人に引き渡していくということをしないと、せっかく成り立っている農業も継承できないで終わるだろう」なんていう部分は、周りの廃業や耕作放棄地の拡大の現状とオーバーラップして、我が事のように興味深かった。
遺伝子組み換えは自然界の変異と同じ???でもこのトークの最後がいただけません。そのパートのタイトルは「化学に対する忌避感が悲劇を招く」。
そのパートで、ホリエモンが農薬や化学肥料への彼の見解、「昔はサリドマイドとかあったからそう思う人がいることも分かるんだけど、このことは今は100%解決されているから」等の持論をひとしきり言った後に、「遺伝子組み換えっていうのは、自然界でも起きているんですよ。『いやそんなことあるわけがない』(笑)という人がいるけど、なかったら品種改良できないでしょう。進化もできないでしょう。それが、わかんないんだよね。」と笑いながらたたみかけると、有機農家の久松さんも「それが、わかんないんだよね〜」と相槌を打っていました。
noteに続く。。。。。 -
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ニワトリの餌が高騰〜 だからといって・・・
日本養鶏協会から送って来た一通のFAX
ニワトリの餌も資材も高騰しているのに、卵の価格を値上げできない。だから、羽数をみんなで減らして、卵の値段をあげようよというFAXです。
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会員一丸となり飼料価格高騰の非常事態を乗り切ろう
〜需要に見合った鶏卵生産へのお願い〜鶏卵は95%前後の自給率を堅持し、廉価で安定的な消費者価格を実現し、国民の健康と食生活をささえています。
しかし、令和2年以降、コロナ禍で業務・加工用の需要が大幅に減り、先を見通せない鶏卵需要が続いています。加えて、経営コストの約6割をしめる配合飼料価格が継続的に高騰しているのに、価格転嫁もできず、ロシアによるウクライナ侵攻や円安基調が穀物の資材高に拍車をかけ、鶏卵生産者の経営は危機に瀕しています。
この危機存亡の事態を乗り切って鶏卵生産者が生き残って、健全な経営を維持していくためには、政府や国の経営支援がぜひとも必要です。しかし、我々養鶏農家も自分達でできることは努力しなければなりません。経営を取り巻く多くのマイナス要因のなかで、我々ができることは、羽数をへらし、卵価をあげることです。高齢化と人口減を考えると、毎年260万トンの生産は多すぎます。
中略・・・・・・
日本養鶏協会員が一丸となり需要に見合った生産を会員の皆様にお願いいたします。
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国もアニマルウエルフェア(動物福祉)を言い始めているから、これまでの超密飼いではなく、薄飼いをやりませんかとも言っていて一瞬良いことをいっているのかもと思いましたが・・・・・
でも、この直前の国が提案するアニマルウエルフェアに対しては、「みんなで『薄飼い』に反対するような意見をいっていたような。
早い話が、儲けが薄くなるならアニマルウエルフェア的なこともやろうよということかな・・・・・・・・
私達は自家栽培の飼料米や国産のくず麦が餌の主だけど、全てが国産ではないから、影響しないとは言えない。辛い忍耐です。 -
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故郷の家を空き家バンクに登録して、移住者が住んでくれました
故郷の家を空きやバンクに登録
5月から6月にかけて忙しい中、故郷の米良へ4回も帰ってきました。
もう7年近く空き家になったままの自宅を貸家として整理、整備するためです。
宮崎県児湯郡西米良村上米良の向江という集落が実家のある村で、鮎の泳ぐ一ツ瀬川が流れるところです。市房山の麓14軒ある集落のうち6軒が住む人のいない空き家となってしまいました。限界集落といっていいでしょう。うちも母が95歳で一人暮らしを止めてから7年目の空き家です。村の空き家バンクに登録してあります。村で初めての移住者が
このたび、40代のIT関係の仕事に関わる人が、移住者としてうちの家を借りたいという話がきました。そこで家財の片づけと、トイレ台所などの改修など、借家としての整備をすることにしたのです。村としても、移住者を受け入れ活性化を図りたいと考えて、いろいろ模索しています。それで、賃貸契約が成立するなら、片づけに30万の補助プラス改修費の半額を補助という好条件で空き家の整備をサポートしてくれるのです。ニワトリが先か卵が先か・・・・
補助金出るとはいえ、それはそれは大変な作業でした。そもそも賃体契約書がなかったら補助金はでないしくみなのに、家の改装が保証されないと契約書は書いてくれないという、ニワトリと卵の関係にひきまわされ、遅れに遅れて、やっと引き受けてくれた地元の業者さんの頑張りでなんとかクリアできました。そんなわけで6月下旬転入の新住民が入りました。移住者など受け入れるのはもちろん初めての集落で、いったいこの先どうなるか。期待と不安でいっぱいです。多少変わり者でいいのかも
「多少の変わり者くらいでなければ、村に新しい風は起きないから、それを受け入れてこその移住者政策でなくっちゃ」といってくれた人がいます。畑をやりたいというので、不耕作になっている畑を世話してあげましたが、さてどうなることやらこれからは、故郷に帰れば作業小屋で寝泊まり
これからは私が帰って寝泊まりする場所は田んぼの脇にある作小屋です。村では椎茸の乾燥が主力で室小屋(ムロゴヤ)と言う呼び方をするのですが、しいたけの乾燥をしながら夜も泊まるために、小さな部屋のある作業小屋です。今度はこれを整備して快適に過ごせるようにしなくては。 -
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〜 うらさき助産院 〜 百草園の野菜で料理をだしてくれる助産院
うらさき助産院さんは、熊本県で最初に助産院を開設された老舗中の老舗の助産院です。
母乳育児で産後のママと赤ちゃんを支援されています。
産後ケアでは、お昼ごはんを挟んで、おっぱいマッサージや育児相談、それからお昼寝をして、ゆったりして過ごしていただきます。
(※たけたは、お勉強とサポートをかねて週イチでお手伝いに行ってます 産後整体と赤ちゃんケアを担当しています by 助産院スタッフ・武田 )産後のママの回復と母乳のために振る舞わられるお食事はすべて先生の手作りです
卵や乳製品・油脂をほとんど使わず、お出しで味付けのお食事は、田舎のばあちゃんが作るご馳走ご飯です。
検食係のわたし お昼に目一杯食べても、夕方にはしっかりお腹が空きます
それくらい、胃腸に負担のかからないカラダに優しいご飯。お母さん達、ご自分のご飯づくりの参考になると写メを撮ったり、料理の方法をしっかり聞いて自宅で作られているようです 母乳育児が、ご自分の食生活を見直すきっかけの1つになっているようです。
熊本市にお住まいのお母さん、ぜひご利用ください。
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アジア太平洋水サミットに百草園で出展します
4月23日・24日にアジア太平洋地域の首脳級や国際機関の代表などが参加し、水に関する諸問題について議論する第4回アジア・太平洋水サミットが熊本市で開催されます。
https://www.4apws-kumamoto2022.jp開催地である熊本市の、地下水保全の取組や熊本地震からの復興を世界に発信するということで、有機農業からもと声がかかり、百草園から運営委員に参加していました。市民からの委員としての参加なんです。
でも、サミットというだけあって、アジア太平洋地域から首脳級があつまる、とっても大変な会議だということに、遅まきながら気がつくという、世間知らずの私でございます。コロナなので、どれほど海外から人が参加されるのか、まだ私知らされていません。
本会議とは別に、サイドイベントとして23日24日当日は、現地展示会が開催されます。水などに関する技術、製品、取組などを紹介する展示会だそうです。
ここに、「NPO法人くまもと未来ネット」(元・環境ネットワークくまもと)と「有機無農薬の百草園」で出展します。市民枠での出展です。見に来てください!! 会場は熊本城ホール1階展示場です。
ただ、参加には事前の登録が必要です。その〆切りが、今日8日。。
私たちにチラシが届いたのが昨日なのです。
参加登録のページです。
https://www.nishitetsutravel.jp/niccs/apws2022/
当日は、私(間澄子)と百草園の研修卒業生の八十歩満さんの連れ合い奈央子さんが展示場にはいる予定です。見かけたら声をかけてくださいね。奈央子さんが、肥料に使われている被覆材がプラスティックで、水に問題が起こっている研究結果を報告しています。 -
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福島の武藤類子さんからのお手紙
##百草園と千草会は2012年より、週に1回、福島に野菜を送り続けています
武藤類子さんの「私達福島県民は,故郷を離れる者も、福島の地にとどまり生きる者も、苦悩と責任と希望を分かち合い、支え合って生きていこうと思っています。私達とつながってください。」との呼びかけを心に、規模は小さくても継続的にやっていけるものとして、百草園なりの「手をつなごう!福島と」プロジェクトをたちあげました。
百草園のHP に「手をつなごう福島と!」のアイコンがありますので、それをクリックして、続けてきた活動をごらんください。
毎月200円を野菜の請求の時に納めてくださる寄付を、野菜の送料にあてています。
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武藤類子さんからのお便り
野菜の中に、優しいお手紙をありがとうございました。
3月16日の深夜の地震は、11年前の恐怖を呼び起こす揺れでした。本当に怖かったです。停電して暗い中で、97歳の母をどうしたら安全なところへ連れて行けるかを、必死で考えていました。棚のものが落ちて散乱しました。
県内では、橋が落ちたり新幹線の橋脚が壊れたり、公共施設も壊れて閉館している場所もあります。
原発事故が「異常がない」は信じられませんが、もっと恐ろしいことにならなくて良かったです。
でも、一方で原発が実際に戦争にまきこまれることが起きるなんて。
最近、事故当時子どもだった皆さんが成長されて、いろいろなところで発言されているのを、続けて聴くことができました。彼らの賢さが尊重され、守られますように、と願います。
間さん、千草会の皆さま・どうかお元気で。いつも本当にありがとうございます。
武藤類子 -
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踏み込み温床って知ってますか
苗のしたで稲わらや野草が発酵して、ホカホカです。 稲わらなどを発酵させると、とても気持ちのいい熱がでます。それをタネの芽だしにつかうので電気熱ではない、発酵熱を使う農家は、あまりないでしょうね?
というか、苗は買うもので、自分で芽だしする農家も少なくなったようです寒い雨の日に、格好の作業というわけで、苗床ハウスの中で、今年一年間で育苗に使う床土の仕上げをしました。去年のサツマイモ苗床に使った稲わら踏み込みの温床を、これまで4回切り返して、さらにそれに3年たって殆ど土に戻った野草堆肥と籾殻薫炭を加えた元土を昨年中に準備しています。仕上げはそれに発酵鶏糞堆肥や、自家製ぼかし肥料、かきがら石灰を混ぜながらスコップで2回切り返して、最後に跳ね上げて山にして終わり。
今年の作柄がいいことを祈りながらの作業です。というのも昨年秋冬作は、今までで一番厳しいといっていいほどのできでした。9月、10月の2ヶ月ほとんど雨らしい雨が降らず、照り続けた影響は大きく、一月半たってようやく芽が出た青物やホウレンソウはまだおおきくなっていませんし、種類も少ないです。苗で植えた白菜、キャベツ、ブロッコリーなども、大幅に成長が遅れたり、まきが緩くていつもの年の出来にはほど遠い有様です。ブロッコリーなどは霜よけをしてなんとか春先まで大きくなるのを待っています。
近所に漬物用白菜農家があって、広く白菜を作付けています。人手を使って精力的に灌水して、乾燥期を乗り越え、立派な白菜に育っていました。「すごいなあ、今年は不作を見越して一段と気合いをいれてがんばっているな、さすがだな」と思っていました。そしたら、収穫期になって、3反くらいの白菜をすき込んでしまわれました。九州は天候不順でもよそは豊作で値段がさがったということかな?などど思って聞いてみたら。何と全体は初期灌水を頑張っておおきくなったが、日照りと乾燥の度合いがひどすぎて、芯に焼けが出てしまったので苦情が出るだろうから、すき込んでしまったとのこと。慰めの言葉も出ませんでした。それでも、新しい季節が巡ってくれば、百姓は次の年の準備に取りかかります。今年はいい作柄になることを、繰り返し期待しながら。