田んぼのクモの巣はきれいです

クモの糸
7月30日の「田んぼのいきもの調査」の時、指導に来ていただいた甲守先生がほめてくださったのは、田んぼにいるクモの種類と数の多さでした。

でも私達の経験からすると、7月はまだまだクモの少ない時期です。8月、9月。早朝に田んぼを見回ると、朝露に濡れたクモの巣が田んぼ全面を覆っているのを見る事ができます。キラキラと朝日に輝いて、それはそれは美しく、クモ達が田んぼを守ってくれていると感じる瞬間です。

今年は雨が多くて、クモは田の表面にクモの巣をはることができないようで、やっと稲穂に隠れて巣を張っている写真が撮れました。

田んぼに住む生き物のうち、農薬に一番弱いといわれるクモ。そのクモがいるということは、クモの餌になる小さな虫達がたくさんいるということですよね。そして、その小さな虫達が餌にするもっと小さな生き物がいて。。。。

田んぼでお米をつくるのは人間の力だけではなく、そこに住む多様な生き物達の協力があってこそのもの。
今年観察できたサワガニ、小さなえび類、ヤゴ、ガムシ、とんぼ、チョウチョ、バッタ、カエル、くも等30数種の生き物達、がんばれ!