種の未来のために、リスト化とネットワークを!

前回お伝えした「火の国九州山口有機農業の祭典 in 長崎」に行ってきました。九州の有機農業の生産者、消費者が年に一度集まり、交流をする大きな催しで、今回も300名以上の参加者でした。
一晩中お酒を飲みながら話す「夜なべ談義」、誰でもアピールでき、発言者の人柄があふれる1分間スピーチも魅力です。

私は「種の未来」の分科会の座長をつとめましたが、種採りを続けている長崎の岩崎政利等、数名からの提起をうけ、活発な話し合いが始まりました。予定の時間だけでは足りず,夜中の12時まで夜なべ談義を続け、その結果、九州の在来種を有機農業者が中心になって守っていこうということで、各地で自家採取によって作られ続けている品種でこれからも守っていきたい100種のリストアップや,守り人のネットワークを作っていこうということになりました。

百草園も肥後野菜を中心にその活動を行っていきます。まずは、熊本京菜やひと文字、水前寺菜,米良大根、地ぎゅうりなどいま作っている物を充実させ、次第に品目を増やしていくようにしたいと思っています。
間 司