熊本地震から1年

地震から一年。日常に追われるなかで記憶は薄れつつありますが、あの怖い経験を体は覚えています。

私が子供の頃を過ごした城下町一帯で家が傾き、全壊の赤札がそこここに貼られているのを見た時、吐き気が襲ってきました。それから1年。嫌なことがあると吐き気を催すという体の反応だけは生き続けているのです。車酔い以外で吐き気ななんてしたことないほど丈夫な胃の持ち主なのに。困難を乗り越えて前に進もうという頭に対して、怖い、嫌だという体の記憶は一緒には進まないようです。
地震で大きな被害を受けなかった私ですらそうですから、地割れがするほどの地響きの中で、逃げ惑った被災者の方々は、身も心も復興に向かうには、もっと時間がかかるでしょうね。

農業ボランティア
何をすれば良いのだろうと考えています。お米も作れなくなった地域の農業ボランティア募集や組織化のお手伝いを今年は少しするつもりです。
家などのライフラインの復活も道途中のなかで、農業の支援は後回しになっています。でも農業と農村生活は一体です。農業の復活が、地域や暮らしの復興につながると思っています。

農業ボランティアの募集のお知らせをさせてもらうかもしれませんが、その時はよろしくお願いいたします。