花冷え

 自家採種する品目を少しずつ増やしてきていています。いままで採ってなかった青物類も、こぶ高菜、くまもと京菜などを採りはじめました。畑の隅に残す部分をつくって、そこは花を咲かせておくのです。前の2品目は長年見ていて、異種との交配が殆ど起きないのに気づきましたので、採り始めたのです。
 でも、残さない部分は花のうちにすき込んでおかないと、来年大量に発芽し、虫を呼んだり、隣の畑や土手に散って生えたりするので片付けます。昨日、背高くなった菜の花を刈り込みながら、ふとかぶさっている梅の木を見たら、なんとすでに小さなピンク色で梅の実が出来ているのに気づきました。今年は極度の暖冬で花が早くつきすぎたため、後の寒でやられたようで数は少ないです。でもその分、けなげに感じて、ほっこりした気分になりました。
 
 暖冬と言えば、露地だけでなく、苗床のトマトやさつまいもの苗もいつもより生育が早く、しかたなくトマトの特に早い部分は畑に植え替えました。こんなに早いのは初めてです。

 しかし、花冷えとは良くいったもので、桜が咲きそろったと思ったら2日続けての寒波でした。じゃがいもは霜でやられてもわき芽が出てきますが,トマトは霜に当たったら一発でアウトです。なので必死にビニールをかけて防寒体制を取ってます。
 この寒波が過ぎたら何でも安心して植えられるかなと思います。いよいよ春本番です。