ホリエモンと有機農業の若手の旗手が遺伝子組み換えについて話していた


「農業はもっと減ってもいい 大淘汰時代の小さくて強い農業とは?」というとても刺激的なタイトルの本を出版した久松達央さんが、ホリエモンと対談をしている動画が配信されているので、見てみました。

久松達央さんは、1998年に新規就農として有機農業を始めて24年、「小さくて強い農業」がキャッチフレーズの有機農業新世代で、新規就農者の旗手的な存在と私は思っています。その方針に頷けるかどうは別として。

農業人口が、団塊の世代が雪崩を打ったようにいなくなっていく10年後のことをXデーと表現するなど、農業を取り巻く現状分析では「ふむふむ」と同意することもあるのに、対談の最後の方での遺伝子組み換えに関する発言では、びっくりなんですが、それはnoteで書くので読んでください。

まず初めにXデーについて

「なぜ 農業人口がどうしようもないくらい減るのか」ということへの一つの意見として、「自分も含めて人は変われないと思っている。だから経営は人が入れ替わることによってのみ時代に対応できると考えている。個人経営が多い農業はプレイヤーが変わってこなかったから、時代に対応できていない。それは農業だけではなく、個人経営の特徴なんだけど、所有と経営が分離されていないんだよね。そこを分離して次の人に引き渡していくということをしないと、せっかく成り立っている農業も継承できないで終わるだろう」なんていう部分は、周りの廃業や耕作放棄地の拡大の現状とオーバーラップして、我が事のように興味深かった。

遺伝子組み換えは自然界の変異と同じ???

でもこのトークの最後がいただけません。そのパートのタイトルは「化学に対する忌避感が悲劇を招く」。
そのパートで、ホリエモンが農薬や化学肥料への彼の見解、「昔はサリドマイドとかあったからそう思う人がいることも分かるんだけど、このことは今は100%解決されているから」等の持論をひとしきり言った後に、「遺伝子組み換えっていうのは、自然界でも起きているんですよ。『いやそんなことあるわけがない』(笑)という人がいるけど、なかったら品種改良できないでしょう。進化もできないでしょう。それが、わかんないんだよね。」と笑いながらたたみかけると、有機農家の久松さんも「それが、わかんないんだよね〜」と相槌を打っていました。
 noteに続く。。。。。