県の農業冊子「アグリ」に連載

実は、県の農業冊子「アグリ」に連載で書かせて頂いていました。来月で1クールが終わります。
「農業女子から見た農業経営」というタイトルをつけて、これまで書いた事のないジャンルで挑戦しました。
遅まきながら、9月号の記事を紹介します。

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 5回目で、私とつれあいは小規模企業共済の共同経営契約書を結んだことを書きましたが、農業の場合は家族経営協定の方が普通でしょうね。農業経営の目標や役割分担、収益の配分、休日等の生活のことも含め、家族みんなで話し合い、協定の中身を自分たちで決め、文書化するものだそうです。
 新規就農者の私は、その中身をあまり知らず、「いいよ〜」と勧めてくれる人もなく、それを結びませんでした。でも最近、どれのくらいの人たちが家族経営協定を結んでいるのか知りたくなって、調べてみたところ、平成22年の熊本県の農家総数66,896戸の内、家族協定を結んでいる農家は2,929戸で、4.7%なんだそうです(平成24年には240戸増えています)
「そんな事をお父さんと話し合うなんて、難しいよ〜」とか、「話しはできるけんよか」とか、「配分するほど、もうけとらん」とか、「財布は私が握っとるけん」なんて声が聞こえてきそうな数字です。それならそれでいいのですが。。。
 私の若い頃、1985年に男女雇用機会均等法ができました。当時は賛否両論というより、女性からも男性からも、反対意見の方が多かったように覚えています。でも、この法案を作った当時の労働省婦人少年局の赤松良子さんは、「法律を改変するのは作るよりたやすい、小さく産んで大きく育てよう」と信じて、なんとか法案を通したそうです。そしてその言葉の通り、30年の間に何度か改変され、まだ道の途中でしょう。
 すこし話が大きくなりすぎましたが、私の、経営協定を結んだという小さな経験からしても、決まり事はあった方がいいと思います。家族経営協定でもいいし、なんでもいいから、とにかを生み出してみませせんか。自分の時は給料や農業者年金しか決める事が出来なくても、決まった時は心の中では飛び上がるほどに嬉しいはずです。その後、現実はほとんど変わらないことに、少しがっかりするかもしれませんが、それでもいいではないですか。そのバトンを次の世代に渡しましょうよ。新しい農業女子として、次のステップを歩んでくれることを信じて。