福島の武藤類子さんからのお手紙

##百草園と千草会は2012年より、週に1回、福島に野菜を送り続けています

武藤類子さんの「私達福島県民は,故郷を離れる者も、福島の地にとどまり生きる者も、苦悩と責任と希望を分かち合い、支え合って生きていこうと思っています。私達とつながってください。」との呼びかけを心に、規模は小さくても継続的にやっていけるものとして、百草園なりの「手をつなごう!福島と」プロジェクトをたちあげました。

百草園のHP に「手をつなごう福島と!」のアイコンがありますので、それをクリックして、続けてきた活動をごらんください。
毎月200円を野菜の請求の時に納めてくださる寄付を、野菜の送料にあてています。
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武藤類子さんからのお便り

野菜の中に、優しいお手紙をありがとうございました。
3月16日の深夜の地震は、11年前の恐怖を呼び起こす揺れでした。

本当に怖かったです。停電して暗い中で、97歳の母をどうしたら安全なところへ連れて行けるかを、必死で考えていました。棚のものが落ちて散乱しました。
県内では、橋が落ちたり新幹線の橋脚が壊れたり、公共施設も壊れて閉館している場所もあります。
原発事故が「異常がない」は信じられませんが、もっと恐ろしいことにならなくて良かったです。
でも、一方で原発が実際に戦争にまきこまれることが起きるなんて。
 
最近、事故当時子どもだった皆さんが成長されて、いろいろなところで発言されているのを、続けて聴くことができました。彼らの賢さが尊重され、守られますように、と願います。

間さん、千草会の皆さま・どうかお元気で。いつも本当にありがとうございます。
武藤類子