南関あげ(なんかんあげ)の人参巻き

南関あげ
九州出身者しか知らないかもしれない、南関あげ(なんかんあげ)。
熊本県の南関町に伝わる伝統食品です。普通のあげと違って、20センチ角と大きく、パリパリしていて、触ると壊れそうです。それもそのはず、日持ちを良くするため、水分をできるだけ抜いて揚げられているのですから。でも料理すると、乾燥が強い分、汁をよく吸い込み、ふっくらとしているのに歯ごたえがある、独特の食感となります。

今日は、南関あげをいただいたので、それを使って人参巻きを作りました。

<材料>
南関あげ 1枚
人参 半分
醤油
塩麹
みりん
<作り方>
① 南関あげに熱湯をかけ油抜きをする。
② 水気をしっかり絞り、縦3分の1に切る。
③ 鍋に少し湯をわかし、醤油と麹、みりんで味付けをした汁に南関あげを入れ煮る。
④ 人参は3ミリの千切りにしておき、南関揚げを取り出した汁にいれ、煮る。
⑤ 取り出した南関揚げで③の人参を巻いてできあがり。