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春
小タマネギのスープ
タマネギが旬の季節となりました。店頭には、中玉以上の物しか並びませんが、それは市販用に選別をした結果。どんなに上手に作っても、小玉のものも当然あるわけで、私達百姓はそんなものを使って料理をします。
せっかくの小玉なので、その姿が絵になるよう、できるだけ切らないで作ってみました。
新タマネギなので、柔らかく甘いです。
時々は、お店にも小玉の物が袋に詰めて売ってありますから、それを見つけた時は試してください。<材料>
小タマネギ 数個
塩(できるなら、自然塩)
コンソメスープ(マクロビ的には昆布の水だしスープ)
粗挽きの黒コショウ<作り方>
相変わらず簡単です。
①タマネギの皮を剥き、半割にして、姿をくずさないよう煮込みます。
塩を少々いれて、甘みをスープに引き出すのがコツです。
タマネギは、その姿のままトロッとなります。
②コンソメスープを入れ、青みに今回はカブの葉を入れました。
③最後に黒コショウの粗挽きを振り入れます。市販に並ばない、美味しいものが食べれるのが百姓の特権です。
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春
菜の花と豚肉の蒸し煮
菜の花の季節です。
アブラナ科のものは全てこの季節になるとトウがたち、色々な菜の花を咲かせます。
市販されている菜の花は菜種の花で少し苦みがありますが、白菜の菜の花はさっぱりした味です。キャベツの花も,小松菜の花も、それぞれ微妙に味が違うのですが、元の葉の味を少し残しています。
もし、アブラナ科のトウに出会ったら、茎が軟らかいうちに手で折って、色々なアブラナ科の花を食べてみてください。
<材料>
菜の花
豚肉
菜種油(ごま油だと香ばしい)
塩
醤油(好みで前々回に紹介したニンニク醤油を使う)
<作り方>
①鍋の中に、菜の花の茎を下に、その上に豚肉をおき、さらに菜の花の穂先をおく。
②塩少々をかけ、油を回し入れ、蓋をして弱火で数分蒸す。水分が出てこなくて焦げそうな時は少し水を入れる。豚肉の油が出てくるのであまりたくさんの油を入れなくても良い。
③蒸し上がったら、醤油をかけ混ぜる。
④盛りつけてから、すりごまをかける。簡単すぎですが、主菜となります
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春
スギナ茶
福島では、野草が摘めなくなってしまったそうです。
野菜を送っている武藤さんから、「これまでは野草を摘み、ドングリを拾って、料理を作っていたのに、それもできなくなった。」と聞いて、熊本のスギナを送ることにしました。
彼女のまわりでは、放射能の内部被爆にスギナ茶がいいという話が回っているそうですから。みなさんのまわりで、きれいなスギナがあったら、摘んで陰干しし、百草園に下さいませんか。
福島にお送りますので。ちなみに。スギナはつくしんぼの親というか、ツクシが枯れたあとの、地下からでてくる杉の葉のような草です。
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